solar-problem

私たちは遅過ぎました。山は裸になりソーラーパネル4000枚が設置されてしまいました

公道への排水許可に関する意見書 9月30日

◆ 9月26日に受け取った排水許可の同意文

 

石岡市都市建設部道路建設課 様 

中戸メガソーラーの公道への排水に関する疑問

 

 9月26日に石岡市都市建設部道路建設課より示された、事業者の敷地から放流される水の道路排水施設への放流同意について、この地域に対する市当局の防災に関する「基本的な考え方」をお聞きしたい。

当事業敷地に降る雨は、その工事が完成後も地域内では処理できず、どう考えても公道へ流れ込み、危険域を増やし交通困難などの障害を引き起こす恐れが十分にあると思われます。

  • 公道への想定排水量について

道路建設課が8月18日の事業者への放流同意は、どのような公道への排水量を想定しているのかを明確にお示しいただきたい。想定雨量、敷地内処理可能量などを勘案して、時間当たりの公道への想定排水量をいくらとし、それが公道排水施設が十分に耐えられることをお示しください。それでなくともこの地は、本工事以前においても水があふれ、工事後の度重なる台風・豪雨時には、側溝が暴風で折れた枝や葉で詰まり、溢水が数カ所吹き上がって道路を滝のように下り、軽自動車で交通するには恐怖を感じる状態になっています。

  • 同意の暫定期間について
    道路建設課からお示しいただいた同意に関する文書に、「放流については、施設が完成するまでの暫定期間平成28年11月末までとする」とありますが、恐らく12月以降については、「また、その時点で考えます」というのが市当局の考え方と思います。確かに、工事中の公道への排水量は、完成後の排水量とは異なると思いますが、たとえ工事中の同意とはいえ、完成後に想定される排水量が公道にとって危険を生じると判断されるものであれば、当然同意は与えるべきでないと考えます。

このように完成後の想定はせずに、先行的に工事中の同意を与えるということは、事態をなし崩し的に進行させるだけで、健全な行政とは言えません。そこで質問ですが、完成後に危険が生じると判断される場合は、公道の排水施設を市当局の責任において改良する用意があるのか、あるいはあくまで事業者に排水量を減らすよう申し出るか、どちらであるかをお答えください。

 

たとえ、原発に代わるエネルギー施設として一定の意味を持ちつつも、周辺住民の「犠牲」においてそれが成立するものであれば、市当局はあらゆる困難を排して住民福祉を守るべきです。

中戸周辺住民有志

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